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CADデータ修復&変換ライブラリー
3DTransVidia Kernel(ベルギーCapvidia社)



概要

3D TransVidia Kernelは3D CADデータ上で作業する幾つかのComponents(Library)で構成されています。 Repair & Healing Component (Library)では異なるCADシステムで生成されたCADデータのrepair and healingが行われます。入力 CADモデル は種々の form (representation) や formatです。以下の CADモデルrepresentationとformatがサポートされています:

·         Parametric CAD representation

o        Native CAD format (CATIA V5, CATIA V4, UGX, Pro/E, etc. )*

o        Native CAD formats PMI (CATIA V5, Pro/E, UGX)*

o        Neutral CAD format (STEP, IGES, VDA-FS, XML)

o        Kernel CAD format (Parsolid, ACIS) *

·         Triangulated CAD representation

o        Neutral format (STL, VRML, .mesh, etc.)

·         Point cloud representation

o        Neutral format (.asc, xyz point coordinates)

CADモデルはまず特定のデータ・トランスレーターで翻訳されて内部 XMLデータformat (3D TransVidia Kernelで使われている内部format)に構文分析されます。ひとたび モデルがこのデータ構造に入ると 、repair & healing 機能がコールされてモデル検証と修復操作が実行されます。自動修復プロセスはオリジナルモデルを変更したり変形したりしないように保証しながらモデル公差内で実行されます。repair & healingプロセスはコールされる機能の設定を記述した外部XMLOptionsファイルで制御されます。これらの機能は個別的に、あるいはマルチプル操作の実行のために事前定義したワークフローを用いて、コールすることができます。例えば弊社のアプリケーションである 3D TransVidiaFormatWorksに搭載された自動repair & healingは70以上の異なる機能で検証、修復、結果報告を実行します。3DTransVidia Kernelに使われている内部データformatはXML formatです(下図参照)。  

 

3D TransVidia KernelによるCADモデル修復

* 外部のLibraryを必要とするモジュール


3D TransVidia Kernel Components

3D TransVidia Kernel には異なる機能を持つ幾つかのComponentがあります。それらのKernel Componentはモジュール化されていて単独あるいは共同で使うことができます。 以下のComponentが提供されています:  

·         Repair & healing Component – Parametric 3D model representation (RHP-C)

o        様々なCADシステムで生成された3Dパラメトリック・モデルを、ターゲットとするCADシステムやデータformatの品質・要求仕様に沿うように修正する自動及び手動のrepair & healing機能です。

·         Repair & healing Component – Triangulated 3D model representation (RHT-C)

o        三角表現された3D CADモデルを修正して、水密メッシュ形成、モデル修復、スムージング、特定基準による再三角分割、一貫したメッシュ生成などを行う自動及び手動のrepair & healing機能です。

·         PMI – Product Manufacturing Information Component * (PMI-C)

o        ネイティブCADデータ上で動作して、フォーマット化(寸法、文字タイプ他)、3Dビューワー表示、書面へのドキュメント化などの製品製造情報(PMI)を抽出するモジュールです。すべてのエンティティが3D TransVidia Kernel内部構造に変換されてユーザに提供されます。

·         3D Model Quality Verification Component (QV-C)

o        3Dモデル品質を評価するモジュールです。国際標準  (VDA 4954, JAMA, SASIG, Boeing, PSA他)あるいは、FEM解析、製造、長期CADデータ保存(ISO STEP EN 9100)などの特定プロセスCADモデル品質基準で定義されます。   

·         3D Model Compare Component (MC-C)

o        互いに異なる比較基準(一般、ローカル、属性)を持つふたつのCADモデル(任意のformat)を比較するComponentです。代表的なアプリケーションはデータ変換後のCADモデル検証です。

·         Reverse Engineering Component (RE-C)

o        三角表現の3D CADをパラメトリック(NURBS)表現に変換する自動リバースエンジニアリング・プロセス機能のComponentです。入力モデルが分析されて、NURBSや解析表現(plane, sphere, cylinder, SOR, cone他)のパッチに自動分割されます。高度なフィーチャー認識技術により任意の複雑形状でもリバースエンジニアリングを実行することができます。入力はSTL/VRML、出力はSTEP/IGESです。

Kernel構造はモジュール化で、アプリケーションによって様々なモジュールが単独または共同で提供されます。

Kernel componentとの情報伝達はXML format(import/export)または付加CADトランスレーターとの間で行われます。提供されているトランスレーターでは以下のformatをサポートします:

Import Formats: (CATIA V4, CATIA V5 up to R19, CATIA V5 PMI, UGS, UGS-PMI, Pro/E (WildFire), Pro/E-PMI, Inventor, ACIS)*, STEP, IGES, VDA-FS, VRML, STL

 Export Formats: (CATIA V4, CATIA V5 up to R19, Inventor, ACIS)*, STEP, IGES, VDA-FS, VRML, STL


3D TransVidia Kernel Componentのインテグレーション

インテグレーションは以下の3つのレベルで実行可能です:

レベル

インテグレーション方法

困難度レベル

推定時間

1

標準CADデータformat (例えば STEP または IGES)を使い、Option XML ファイル (テキストファイル)でKernelファンクションを制御します。

プログラミング無し

1-2

2

Kernel (import/export)との情報伝達にXMLデータformatを使います。

プログラミング

1-2

3

Kernel APIを使って直接ファンクションにアクセスします。

高度なプログラミング

1-2ヶ月

 

1レベルの実装は簡単で高速です。最小限のプログラミング・リソースで実現できます。

2レベルは内部XML formatへCADデータ・アプリケーションformatを構文分析するコンバーター開発が必要です。困難度レベルはアプリケーションの構造と使用されるデータformatによります。

3レベルの実装は最も複雑で時間が掛かりますが、多くの柔軟性が提供されます。ユーザはAPIを通じてユーザのアプリケーションに、種々の3D TransVidia Kernel機能をコールするよう適応させなければなりません。API及びインターフェースついて記述した資料が提供されます。

異なるレベルでのアプリケーションとのインテグレーション

<開発元>
Capvidia社(ベルギー)

http://www.capvidia.com (全般) 
http://www.capvidia.be/cad-data-translation  (CADデータ修復&変換関係)


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